2020.5.15
 
 緊急事態宣言が出てから一ヶ月以上になりました。やっと一日の感染者数が少なくなり始め、あと
少しの辛抱かな、と思えるようになりました。
 東京は5月末までは小中高の総てが休校になり、幼稚園も休園しています。二ヶ月もの間外遊びを
遠慮しながら過ごすことは、親にも子どもにもかなりきつい毎日と思います。
 身体を動かすことが生きている証しのような子ども達には、ストレスに包まれている感じでしょうか。
 
 幼稚園は在宅には向かない業種です。子どもと集って大きな声で歌って笑って、泣く子もいます。
新型コロナ感染には最適な環境です。離れて沈黙することが一番苦手な幼児が集う場所ですから、再開
後すぐから今までのような保育は難しいのかな、と考えています。
 友だちと集まって大きな声で笑って、みんなで歌って良いのかな?です。
 離れてシーンとして、歌もうたわず、何をしたら良いのでしょう?おもちゃの取りっ子のようなトラ
ブルは起きなくて、思わず噛み付く相手も側にいないし・・・。
 
 幼児にはテレワークは無理です。
 友だちにくっつかない・食べない・大きな声を出さない、は無理です。マスクもあまり役に立たない
ような付け方をするでしょう。暑くなる時期には付けない子・取ってしまう子も多いでしょう。
 
 来月幼稚園が始まったらうれしいな、でも入園式もしていない年少の子ども達の反応も気になります。
座ること、先生の話を聞くこと、トイレにいくこと、大丈夫かな? まだオムツの子がいるようでした
が、休みの間に外れたかしら? 手を洗うこと、うがいをすること、出来るかな?
 4月入園なら下足や持ち物の始末も出来て、友だちの名前も覚える頃です。
 年長組は入学前には身につけて欲しい、自立と自律、友だちと築く人間関係、やさしさや積極性など、
「あいうえお」の読み書きも習得して欲しいし・・・。学校の教科とは違いますが、入学前に身につけ
て欲しいことがあります。
 
 不自由ながら家庭で自由に振舞っていた時間が長い分、他者への思いやりや身の周りの始末がどれだ
け出来るのか、等、子どもに会うまでは気がかりです。
 
 早く子ども達に会いたいです。「お返事上手!」「もう泣きやんだね。」とか、「トイレ間にあったね。」
「えらかった!手洗うの上手ね。」とか、言いたいです。
 
 まだまだ気を緩めてはいけないそうですから、幼稚園が始まってもお弁当をみんなで食べるのは、大
丈夫かしら?幼稚園の子が一方方向に座って、黙々と食べる姿・雰囲気は想像できません。
 
 今は良い予防薬と治療薬と治療方法ができることを願っています。それさえあれば安心、ウィルスに
感染しても拡大する前に治療して、普通の経済と暮らしが維持できるでしょう。
 
 来月は可愛い子ども達の姿を紹介できたら良いな、と思っています。皆様お元気にお過ごし下さい。
updated 2020/5/15
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