幼稚園近況2020・2・28
4年に一度の一日多い閏年の二月も、逃げるように終ってしまいそうです。暖冬の今年は雪不足で例年行事に困る地域もあったようです。立春が過ぎてから雪が降り東京にも北風が吹きましたが、先日は春一番が吹きました。霜も霜柱も見ないで春になりそうです。  
子どもの頃の寒い朝は、霜柱を踏むことも楽しみの一つでした。暖冬と環境の変化で、霜柱を踏むザクザクする感触も,水溜まりに出来た氷を踏むこともなくなりました。「霜柱?」「なに、それ。」と言われてしまいそうです。 先日の寒波で園庭の山に霜がおりました。子ども達が遊ぶ頃は解けて「霜」を見ることはできませんでした。残念! すべって転ぶのは困る、ついでに怪我するのも心配ですが、触ったり踏み潰す快感を経験するチャンスがありません。暖冬と言われる以前は、霜柱についた土や水たまりに出来た氷を洗う子がいました。洗ったらどうなる?と思ったのかもしれません。今霜柱を見たら洗う子はいるかな。
   ところで、近頃の園児は転ぶ・ぶつかる等が目立つように思います。すり傷・打身程度ですが、  ポケットに手を入れたまま歩く子には、転んだ時に顔に怪我するよ。等、注意しますが、とっさの受身が上手くないようです。園では広い庭を走ったり、ボール遊び・縄とび等の運動も多く、運動量は少なくないと思っていますが、自宅ではゲーム等の屋内遊びが増えているのでしょう。
   5日(水)には年に一度の観劇会で、劇団「ポポロ」の「おしゃべりなたまごやき」を観ました。劇団の方にお聞きましたが「聞く時は聞いて歓声をあげて、反応が良くわかってやり易かった。」と言って頂きました。
   15日(土)には年長児と職員で池袋のサンシャイン水族館に行きました。コロナウィルスの為か昨年より入館者が少なく、子どもにとっては見易かったと思います。家族連れが目立ちましたが人を分けて見ていた昨年よりゆったりと見られました。   なんと、毎年お弁当を食べていたさくらルームが、今年限りで閉鎖になるとの知らせがありました。   お弁当の場所が確保できないと、遠足の楽しみは半減以上かな。これからゆっくり考えます。   今年度も残すところ二十日前後になりました。「幼稚園たのしかった!」の毎日になって欲しいと思っています。指示を少なくして、自発的行動を認め発言には耳を傾け、自信とやる気が育つ方向で接します。
コロナウィルス関係の報道が止みません。見えない・匂わない、身体に入ってもすぐには発症しないけれど、感染力はある。卒園式・お別れ会等の集まりを思うと心配です。現在幼稚園の関係者に感染者はいませんので、例年通りの式を行なう予定でいます。が、万が一と思うと心がざわついてしまいます。安全と健康第一ですから、「せっかく練習したのに。」「可愛そう」等の気持は心から追い出さなくてはならないでしょう。早く安心していつものことをいつものようにしたいと願っています。
updated 2020/2/28